地震への備え【2023-03-13更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
地震への備えvol.113
左記表は内閣府のホームページにあったものですが、今後30年以内に起こる事故や自然災害の確率が表されております。現在、九州地方に甚大な被害をもたらしている集中豪雨ですが、左記表によると0.5%ということになります。これが高いのか、低いのかは、個人差があると思いますが、確率的には誰の身にも起こりうるという事になります。そして、災害に遭遇するのは、何も自分の自宅にいるときだけではありません。会社や実家に帰っている時、旅行中という事もあり得ます。
数々の災害の中でも最も人類に甚大な被害を及ぼすのは、戦争だと思いますが、自然災害という事であれば、上記表にもありますが地震ではないでしょうか。日本は、2011年3月に東日本大震災を経験しております。地震は、2次、3次と被害を発生させます。津波や火災だけでなく、インフラをも破壊してしまいます。インフラが破壊されれば、水道、下水、ガスが使えなくなりますし、流通システムもストップしてしまいます。マンションにおきましては、エレベーターが止まれば、それこそ高層階は大変な事になります。また、人気の高かった海沿いのエリアは液状化で震災後、価格が随分下落しました。今では、忘れ去られたようにも思いますが、スーパーやコンビニから食材が消えてしまった東日本大震災の出来事は誰もが覚えているでしょう。日本は地震大国です。そして、生きているうちに必ず経験せざるを得ない事象です。また、残念ながら科学的には地震を予知することは出来ません。
未来を完全に予測することは、不可能ですが確率を出すことは出来ます。もちろん様々な前提条件をどのように設定するかによって、変わってはきますが。また、0%か100%以外は、起きるかもしれないし、起きないかもしれないとしか言えないのも事実です。でも判断指標にはなり得ます。やはり、確率が高ければ行う、低ければやめるというのは、健全な選択だと思います。
上記表をみると飛行機事故で死亡することは、本当に低確率です。宝くじに当たる確率に匹敵するそうですが、自動車事故によるけがは、経験するかもしれないと思ってしまいます。しかしながら、地震は99%で発生します。今一度、大震災の教訓を生かし、備えをすることを忘れてはいけないと思っております。
塩田了丈