GAFAのサービス【2023-03-16更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

　2月3日の米国株式市場で、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株価が急落しました。一時27％安となり、時価総額にして2300億ドル(約26兆円)が無くなったという事です。この26兆円がどれほどの額かというと、あくまで2022年2月10時点ですが、日本の時価総額上位の会社は下記となります。

　1位トヨタ自動車：36兆7千億円　2位ソニーグループ：16兆2千億円　3位キーエンス：14兆6千億円・・・　6位三菱UFJフィナンシャルグループ：9兆9千億円　7位ソフトバンクグループ：9兆4千億円・・・　10位オリエンタルランド：8兆円・・・　12位任天堂：7兆5千億円　

　当たり前ではありますが、名立たる企業ばかりです。26兆円という額は、トヨタ自動車は別にしても日本の上位の2、3社が無くなってしまうほどの莫大な金額になります。そして、ここまでの時価総額の減少は、史上最大規模とのことです。GAFAとは、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンのことでありますが、昨年の9月時点において、4社の時価総額が、日本全体の時価総額を超えたと大きく報道されました。とてつもない価値をもつ企業という事になります。

　当然、GAFAのサービスは私たちの生活にもかかせないものとなっております。個人的には、アイフォンを持っていますし、電子マネーの支払いにおいてもかかせません。他の携帯端末でも出来るのでしょうが、変更の手間を考えると変えられません。アマゾンに関しても、ネットショッピングにおいては、ほぼ一択となっております。他のサイトとの価格の比較をした事はあるのですが、全般的に安い事が多いと思います。私が使い始めた頃は本を買うだけでしたが、今となっては、何でも揃います。その他、日用品の定期おトク便割引や、映画、音楽のサービスを含め、写真や動画の保存にも使用しております。グーグルはWEB検索で当然使用しますが、動画サービスのYouTubeはよく見ます。テレビや新聞の衰退に関しては、最近もよく言われておりますが、自分の見たいコンテンツがすぐ見られるのは、テレビとは違うところであります。

　フェイスブックは、何年も前に登録はしましたが、ほぼ見ないという状況になっております。インスタグラムも1年位前に登録はしてみましたが、時々動画を見るくらいで、ほとんど活用しておりません。今回の急落に関しては、ユーザー数の頭打ち及び競合の台頭と言われておりますが、個人的には必須のサービスではありませんでした。実際そのような方も結構多いのではと思っております。今後、フェイスブックは新社名のごとく、仮想空間でのサービスに舵をきるようですが、具体的にどのようなサービスが、提供されるのかは楽しみであります。

　今回、たまたま個人的に使用していなかったサービスを提供する、フェイスブックの株価が暴落したので実感も大きいのですが、必要なモノ、サービスには嫌でもお金を払いますし、プラットフォームも使用しますというか、せざるを得ません。反対にそうでなければ使いません。当たり前の話ではありますが、必要とされるサービスを提供することはもちろんですが、時代に応じた変化をしなければ、あっという間に衰退が訪れるという事を痛感した出来事でした。

塩田了丈