AI(人工知能)の脅威【2023-03-13更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

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AI(人工知能)の脅威
2018年3月のニュース

AI(人工知能)の脅威vol.121

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 約3年前に英オックスフォード大学、准教授であるマイケル・A・オズボーン氏が左記論文を発表し、世界に衝撃を与えました。あくまでアメリカでの話にはなりますが、今後10年~20年で総雇用者の約47%の仕事が自動化されるとの事です。何と上位から3番目に不動産仲介業が入っております。

 1位の銀行ですが、昔は人となりや人情で融資していた時代もあったと思いますが、今やコンピュータにその人の情報を入力するだけで、判定できると言います。スーパーコンピュータの性能は日々進歩していますので、今後ますますこの傾向は高まっていくと思われます。2位の審判は、言わずもがなというところでしょうか。野球等でも導入され始めておりますが、エンターテイメントの側面からは、全て機械でいいのかという議論は巻き起きるかと思われます。

 そして、仲介業ですが現時点では少し疑問符です。物件情報に関しては、WEBにアクセスすれば、おそらく全ての情報が掲載されていると思います。しかしながら、最終的には案内、契約というプロセスを経なければなりません。また、テナントや売買ということになりますと、それなりの専門知識が必要ですし、今現在の法律においても重要事項の説明は、宅地建物取引士が対面で説明することが義務付けられています。

 日々の業務においても、直接取引できる案件なのに、あえて何かあると嫌だから仲介に入ってくれと言われたりもします。物件のマッチングに関しては、完全にWEBが担っていると思いますが、そこからのプロセスの自動化は、現時点では難しいのではないかと思っております。

 ただし、それは業者の目線であるかもしれないということは常に考えておかなければなりません。実際、不動産取引の大半は問題のない物件です。お客様に必要なしと見なされれば、それは仕方がありません。そうなってしまったならば、他の部分でサービスを進化させなければなりません。もっともそれは時代の流れでもあります。家電でもパソコンでも、進化が止まることはありません。不動産業界はよく保守的と言われます。なくなる仕事3位の現状を受け止め、何が出来るかを考える良い機会にしたいと思います。

塩田了丈 


 

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