新型コロナの猛威【2023-03-14更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
新型コロナの猛威vol.145
現在、3月10日ですが、昨日、ニューヨークダウは2,000ドル下げ、午前中、日経平均は19,000円を割るかどうかの攻防です。凄まじい下落です。世界中で猛威を振るう、新型コロナウィルスの影響ということは言うまでもないですが、ここまでの混乱は想像できませんでした。私は専門家でもなんでもありませんが、あくまで短期的な影響と思っておりました。しかしながら、今現在は全く出口が見えない状況となっております。3月6日には上場企業50社が2,648憶円の業績下方修正を行っております。これもあくまで一部であり、今後更なる下方修正が予想されます。パニック売りもあると思いますが、株価は企業業績の未来を映し出すものとされておりますので、少なくとも今は皆悲観的に見ております。
足元の状況ですが、不動産関連で言えば部材が入ってこないという話をよく耳にします。トイレやお風呂等が設置できない状況があり、納入の目途もたたないそうです。また、個人的には休みの日は外食することが多いのですが、本当に人がいません。一時保育も休止中でありますし、図書館等の公共機関も閉鎖されております。学校も休校ですので、子供のエネルギーを放出させる場がなくなってしまっております。子育て世帯は本当に大変だと思います。そうかと言って、独りよがりの行動も、自分だけに危害が加わるだけなら良いですが、全くの他人にも危害を及ぼす可能性がある以上、なかなか出来るものではありません。よって、原則的には政府からの情報を信じて行動するしかありません。おそらく政府も明確な解決方法は見つけられていないでしょう。そして責任を問われないためにも保守的な発表をせざるを得ない状況はよく分かります。
新型コロナウィルスに関しての情報ですが、はっきり言ってよく分かりません。毎日のように感染者数が発表されてはおりますが、そもそも症状が出ない人もいるようで、そのような人はそもそも検査を受けないでしょう。また、検査による陽性率も様々な情報があり、中国では40%という話もあります。この状況を鑑みれば、隠れ感染者は相当数いると推測できますので、日々の発表にどれだけ意味があるのか、実際はどうなのか、さっぱり分かりません。そして、分からないものほど怖いものはありません。
当面は混乱した状況が続くと思われますが、過去にも、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と日本は大きな危機に見舞われております。それらを乗り越えてきたわけですから、今は耐えるしかないかもしれませんが、この苦難も乗り越えられないはずがありません。そして、そこには公的支援も必須になってくると思います。業種にもよりますが、一個人、一企業で何とかなる状況ではありません。そして、悲観ばかりしていても仕方ありません。今一度働き方を考える良い機会ですし、株にしても安く買える、もしかしたら良い機会かもしれません。不動産価格に関しては、まだ影響は出ていないような気がしていますが、少なくとも資産を減らしている人は多いと思いますので、購入意欲が減退し、価格が下落する可能性はあるのかと思います。もちろん、底を見極めるのは難しいですが、良いこともあると信じております。
塩田了丈