分からないものにはお金を出さない【2023-03-14更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

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分からないものにはお金を出さない
2020年5月のニュース

分からないものにはお金を出さないvol.147

世界経済 500兆円超失う: 日本経済新聞

 緊急事態宣言が5月末日まで延長されました。予想されていた事とは言え、更なる経済への影響は避けられない状況です。左記表は、日経新聞からの抜粋になりますが、リーマンショック時との比較表になります。GDPの損失で言えば、2倍以上の540兆円超となっております。日本のGDPが大体550兆円ですから、日本における1年分の富が消えたことになります。その他、時価総額の消失、財政出動に関しても、リーマンショック超えとなっていますので、とても厳しい状況であることは間違いありません。頼みは、ワクチンの開発なのでしょうが、まだまだ時間がかかりそうです。

 そんな中、株価はと言いますと、最悪期からは随分戻しております。各国の金融緩和政策が、根幹にあるとは思いますが、少なくとも今日本において肌で感じている状況を鑑みると、理解できないというか、気持ち悪さを感じざるを得ません。2番底、3番底への序章と言えるかもしれません。しかしながら、良く思えば、コロナ後の世界を織り込んでいるのかもしれません。今後も当面は、経済指標等が落ち込んだとのニュースが出てくると思います。そういうことも織り込んでの価格であれば、株価の上昇は良い事だと思います。そうは言っても、まだまだ乱高下することも予想されますので、安易に参加すると痛い目に合うと思います。そして私は、原油で少し痛い目にあいました。

 ゴールデンウイーク前ではありますが、原油相場がジリジリと下げていました。WTI原油先物価格が20ドル前後で推移していたのですが、ふと、買ってもいいのではないかと思いました。過去には100ドルを超えたこともあるわけですから、さすがに下がり過ぎではないかと思いました。一般的には、先物取引はリスクが高い投資と言われておりますが、買わずにはいられなくなりました。調べてみると、新たに口座を作らないと先物取引が出来ないことが分かりました。そこでその他の方法はないかと検索していたら、原油価格と連動するETF(上場投資信託)がある事が分かりました。早速、購入しました。しかしながら、その後どんどん下がっていきました。そして迎えた、4月20日ですが、まさかのマイナス40ドルとなりました。ちなみにETFの価格は約半分になりましたが、もしも先物取引をしていたらと思うと、背筋が凍る気持ちになりました。

 現在のコロナ禍で大半の人が仕事、子育てと厳しい状況にあると思います。そういう時に必ずあるのがうまい話や詐欺です。マスクの購入では商品が届かなかったケースもありますし、今後10万円の給付金狙いの詐欺も出てくると思われます。著名投資家のウォーレンバフェットの言葉ですが、分からないものに投資(お金をだす)をしてはいけません。

塩田了丈


 

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