確定申告で思う事【2025-03-13更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
確定申告で思う事vol.203
3月に入り、少し雪が降ったりはしましたが、ようやく春めいてきました。自宅の庭の梅の花が咲くと毎年春の季節を感じますが、現在満開となっております。また弊社インスタグラムに投稿させていただいておりますが、西志津の多目的広場の河津桜も満開となっております。
3月は確定申告の時期でもあります。昨年不動産を売却された方は、譲渡所得の申告が必要になるケースがありますのでお気を付けください。ちなみに今年の受付は3月17日までとなっております。私はサラリーマンですので、長いこと確定申告とは無縁でした。少しばかりの株式投資はしていますが、特定口座で運用していれば申告の必要はありません。ただし、損失が出た場合には、確定申告をすれば、次の年に損を繰り越せるので、申告した方が良いとは思っていましたが、面倒で行うことはありませんでしたし、ふるさと納税も確定申告が不要な範囲で行っていました。確定申告を行うようになって今年で3年目ですが、一つのきっかけは自分自身の病気でした。医療費控除は年間の医療費の実質的な支払いが10万円を超えるときに所得から控除でき、還付が受けられます。当然ですが私が確定申告をしない理由はありませんでした。
確定申告というと何か難しいもので、税理士に頼むものとの印象がありますが、私もそう思っていました。いざやってみると最初は苦戦しましたが、2時間くらいで出来たと思います。せっかくの機会でしたので医療費控除のほか、ふるさと納税、有価証券の損失の繰り越しまで行ってみました。マイナンバーカードを作った人が利用できる、マイナポータルというサイトから登録していくのですが、連携機能があり、ふるさと納税、証券口座の情報をあっという間に取り込むことが出来ました。マイナポータルの画面から確定申告を行うためのサイト、【e-Tax】にも行けて、私の場合は給与所得なので、源泉徴収票の内容を打ち込む必要があるのですが、何と写真で取り込むことが出来ました。一部読み取れない部分もありましたが、AIのすごさというか、便利な一面に感心させられました。医療費に関しては全て自動というわけにはいきませんでしたが、それ以外は自動といっても過言ではありません。AIの台頭で特に事務的な仕事はなくなると言われていますが、その一端を見たような気になりました。今年の申告では医療費控除はありませんでしたが、今後出来れば控除するようなことがないような生活が送れればと思っております。
今後益々、個人で出来ることが増えていくのは間違いありません。そして、それは良い事であります。私自身、確定申告をして、行わなければ得られなかったお金を得ることが出来たわけです。そして、比較的簡単にできたという事も大切ですし、何と言っても時間です。多大な知識と時間が必要であれば、他の人にお願いするか、費用対効果を考え、行わないという選択肢もあるかもしれません。そして、ここでお願いされるという事が、必要な仕事の本質でもあると思っております。AIに仕事を取られるとかではなく、自身の仕事の生産性を高め、自分で行うよりも、それでもお願いした方が良いと思われるようなサービスを提供していきたいと思っております。 塩田了丈