資産価格の上昇で感じた事【2025-09-13更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

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資産価格の上昇で感じた事
2025/09/13のニュース

資産価格の上昇で感じた事vol.209

不動産だけでなく資産価格が上昇しております。本日は9月12日になりますが、日経平均株価は4万4,768円を付け、連日の最高値更新、アメリカのダウ、S&P、ナスダックも同じく最高値を更新しております。また、金の価格も9月に入り最高値を更新しております。日本の不動産は7月のニュースでも書きましたが、路線価ベースでは上昇しておりました。また左記グラフは、国交省が毎月発表している不動産価格指数になりますが、2013年頃からマンションは圧倒的に、2020年頃から土地や戸建ても上昇傾向となっております。

 資産価格の上昇(インフレ)は、資産を所有している人にとっては歓迎すべき事象です。持っていない人においては、関係ないと思うかもしれませんが、現金の価値は目減りしていくという事になります。象徴すべきは銀行預金だと思いますが、金利が多少上がったと言われていても、良くて定期で1%程度であります。2025年7月においてはインフレ率が総合指数で3.1%の上昇となっております。インフレが続くという前提にはなりますが、預金をしているだけでは、3.1%-1%=2.1%、現金の価値は目減りしていくという事を意味します。日本は30年近くデフレを経験してきました。デフレの時には現金を持っていることが有効でしたが、今はそうではなくなっております。つまりは、インフレ対策が必要なのではないかと思っております。

私どもは不動産業者ですので、不動産を買いましょうと言いたいところではあります。また、上記の通り客観的理由もあります。しかしながら、不動産投資は残念ながら良からぬ業者も多く、投資難易度は高いと言われておりますので、それが全てというつもりは全くありません。しかしながら、自分の資産を守るために、何らかの投資を考える必要性はあるのではないかと思っております。

2014年に『21世紀の資本』という本が発売され、世界中でベストセラーになりました。フランスの経済学者であるトマ・ピケティ氏によって書かれたものですが、その本の中にある有名な不等式で「r>gというものがあります。rは資本収益率(株式や不動産投資によって得られる収益率)で、gは経済成長率(労働者の給料と言い換えられる)で、資本主義経済においては、少なくとも過去のデータを分析する限り、資本家(投資家)の方が労働者より大きな収益率を得られるという話になります。だから投資するべきという本ではなく、格差をなくすにはどうしたらよいかという内容になるのですが、客観的には投資の有効性を示しているとも言えます。もちろん景気には波があり、明日には全く異なる状況になる可能性もあります。あくまで現時点で感じたことであります。

塩田了丈

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