ビットコイン危険？【2023-03-13更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産

　ビットコインの価格が急上昇、乱高下しております。11月29日に1万ドルの大台を突破して、すごいなと思っていたら、8日は1万7000ドル(日本円で約200万円)を超えてしまいました。その後、急落したようですが、年初の価格の約16倍という事になっております。

　分裂であったり、中国での取引停止、JPモルガンCEOの「ビットコインは詐欺だ」との発言があって、下がるだろうな思っていたのですが、気づけば、とんでもない金額になっております。先物の上場も価格を押し上げる原因になっていると言われておりますが、それにしても尋常とは思えません。

　投資には、様々な種類があると思いますが、主要な取引で言えば、株式、債券、FX、不動産でしょうか。投資ですので、全てにリスクがあることは事実ですが、1番リスクが高いのはFXかなと思っております。理由としては、【ゼロサム】だからです。誰かが、1億円得したら、他の誰かが1億円損しているという事になります。上がるか、下がるかの博打に近いものがあります。実際、継続的に儲けている人がいるのは知っていますが、短期的に、価格が上がるか下がるかは、インサイダー情報がない限りは、分からないと言われております。マクロ経済学の巨匠であるケインズが【株式投資は、美人投票のようなものだ】といったのは非常に有名です。

　株式も価格の上下は大きいですが、配当がありますし、実体として収益を生む企業があります。債券は、金利が入ってくるのと将来的には額面金額が戻ってきます。不動産は、賃料収入があります。もちろん全ての取引において価格変動のリスクはありますが、仮に下がったとしてもFX以外の取引は補完できるものがあります。しかし、FXは基本、価格の上下のみです。

　ビットコインも基本的には、価格の上下でしか儲けられません。そして特徴として、中央集権的な管理者がいません。つまりは、何かあったとき、国が救済してくれることもありません。詳細な仕組みに関しては、私の頭では分かりませんが、ブロックチェーンの技術に関しては、非常に高い評価を得ておりますし、その流れもあり、大手銀行が人員削減計画を発表したりもしています。技術革新はすばらしいことだと思いますが、新しいものに飛びついて、大損するという話はよくある事です。投資は自己責任ですが、私は怖くて手が出せません。ビットコインは非常にリスクの高い投資であると思うのと同時に、フィンテックの中で注目されるブロックチェーンの技術は、今後、金融の仕組みを根本から変えてしまうかもしれません。

塩田了丈