AIと働き手不足【2023-05-27更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
AIと働き手不足vol.181
長かったゴールデンウィーク休暇も終わってしまいました。大半の方が8日から仕事のスタートだと思いますが、そろそろ仕事モードに入れているのではないでしょうか。休み中、私は子供を連れて、公園やお互いの実家、動物園に行ったりと、比較的近場で過ごしましたが、まだまだ8割位の方がマスクを付けている印象でした。電車にも乗りましたが、車内はほとんど100%といった感じです。3月よりマスクの着用は自己判断になり、いよいよ5月8日からは5類に移行されたわけですが、コロナ前の状況になるには、もう少し時間が必要といった感じです。ただ人の移動は間違いなく増えてきているので、経済的には良い影響だと思います。また、コロナ過という事もあり、中々飲む機会がなかったのですが、久しぶりに同級生と飲むこともできました。今年で皆47歳になりますが、色々あります。アキレス腱を切ったり、離婚したり、離婚危機だったり、子供が学校に行かなくなったりと、何もなく平穏に過ごすことなど、出来ない場合の方が多いのだと改めて思いました。今後、私にも同じような事が起きるのだなと肝に銘じました。
左記図は、日本の人口構成を表したグラフになります。今では少子高齢化問題は誰でも知るところであると思いますが、生産年齢人口の減少という労働力不足も深刻な問題となっております。景気にも大きく左右されるところではありますが、特にトラック運転手やIT人材の不足は今後、益々深刻になっていくと言われております。厚労省のデータによると、有効求人倍率(求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値)は、2023年3月時点で1.32倍となっております。リーマンショックの時は、0.45倍まで下がりました。参考までにバブル期では1.43倍ですので、2018年の1.62倍には及びませんが、現在でも人手は集まりにくい状況が続いております。
AIに関してですが、昨年12月に「チャットGPT」なるものが公開され、わずか2ヶ月でユーザー数が1億人に到達したとの事で、ニュースにもなりました。AIは便利になるところもあるので、脅威という言い方は正しくないかもしれませんが、数年前から人間が仕事を奪われるという話がありました。その当時は、いつかはそんな時代が来るのだろうな、とは思っていましたが、「チャットGPT」の公開でいよいよその時が相当に近づいてきたとの印象です。その影響に関しては、賛否両論あり、子供への影響という事では、個人的な心配もありますが、受け入れざるを得ないものだと思っております。
但し、上記雇用情勢からも分かる通り、働き手が減少していくというのも間違いない事実であり、逆にAIに頼らざるを得ない状況があるのも事実です。お互いに得手不得手はありますが、うまく棲み分けが出来れば、明るい未来が待っているかもしれません。
塩田了丈