複利の効果【2024-03-14更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
複利の効果vol.191
本日は、3月10日なりますが、4日に日経平均株価がついに大台の4万円を突破しました。私の1月のニュースで35,000円突破と書いていたので、2か月足らずで5000円の上昇となります。リーマンショック、コロナショックと大変な値下がりをした時期もありましたが、それでもめげずに日本株を持ち続けた方は、それなりの恩恵が受けられているのではないでしょうか。もちろん今後どうなるかは分かりません。
ご存じの方も多いかと思いますが、2024年から【新NISA】が始まりました。今までも同じような制度はありましたが、投資可能期間や非課税期間も撤廃され、投資金額1800万円までは、売却益が出ても非課税となる制度と大きく変更となりました。通常、株式等が値上がりして売却をすると、売却益に対して20%の税金が取られます。それがないということは、より手元に資金が残るということになりますので、投資家にとっては朗報となります。そうは言っても、個別株等で利益を出すのは簡単ではありません。簡単であれば皆大金持ちになれますし、私もよく負けます。
よって、一般的には積み立て投資という選択肢になってくると思いますが、投資で大切なことは、上記のグラフにありますように、複利の効果であります。複利とは利子に利子がつく仕組みで、100万円を投資して年5%で運用した場合、1年後には105万円となりますが、その105万円をまた5%で運用すると、2年後には110万円ではなく、110万2500円となるのが複利であります。上記グラフにありますが、10年目位までは、単利との大きな差はありませんが、15年目位から大きく開き始め、30年で見ると、あくまで年率10%で運用できた場合となりますが、その差はなんと、1350万円となります。アルバート・アインシュタインは、次のような名言を残しています。「複利は人類最大の発明。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」。相対性理論を理解するのは私には不可能ですが、その偉人が複利は人類最大の発明と言っているのですから、やはりすごいものなのだと思います。
そして、複利の効果は人間、仕事関係にも置き換えられます。人間誰しも、一人で出来ることには限界があります。そうなると2人で行うことを考えることになりますが、同じことを行えば単純に2馬力です。しかしながら、お互いの強みを効果的に生かせば、2馬力以上にできますし、営業の仕事で新規開拓はとても大切ですが、既存のお客様から紹介をいただき、そのお客様からまた紹介をいただくという、好循環もまた複利の効果と言えるのだと思います。もちろん、前提としてお客様に満足していただく仕事をするのは言うまでもありません。今後ともお客様との長きにわたる信頼関係が築いていけますよう、頑張っていきたいと思います。 塩田了丈