常識や評価基準の変化【2024-07-27更新】 | 八千代市・佐倉市の不動産のことなら川島不動産
常識や評価基準の変化vol.195
本日は、7月11日になりますが、久しぶりの梅雨空というか、すごし易い気温であります。それまでは、梅雨はどこへ行ったかのような天候で、それこそ命の危険を感じるほどの暑さでした。この流れで行くと、梅雨明けからも、すごい暑さが予想されそうなので、皆様におきましては本当にお気をつけください。
この暑さでふと思い出したのが、私が小学校、中学校の時に取り組んでいた野球です。今ほど暑くなかったかもしれませんが、炎天下の中、思い切り練習しておりました。また、今では水分補給が当たり前ですが、当時は体がなまるという理由で、あまり水を飲ませてもらえない時代でした。実際思い返してみると、意識が朦朧となったり、実際辛くなって休憩した記憶があります。今考えればあり得ないことですが、その頃はバテてしまった自分が情けなく思っていましたし、周りもまだまだ体力不足だなという感じで、その時はそれが常識でした。
同じく野球の話で、大谷選手の活躍は誰しも知るところであると思いますが、評価の指標が、特にメジャーリーグでは、科学的に示されるようになってきている気がします。最たるものはOPSという指標だと思います。昔は打者であれば打率、本塁打、打点で評価されておりました。今でも評価されるべき指標であることは事実ですが、野球はチームスポーツでありますから、チームへ実際どれだけ貢献しているかという視点での評価が大切であります。OPSは何を表しているかというと出塁率+長打率になります。野球は点数を競うスポーツでありますので、勝つためには多く得点を取るに越したことはありません。その視点で言うとホームランを打てば、必ず得点になりますし、多くの得点をとるためには、アウトにならず塁に出ることが大切になります。塁に出るためにはヒットでもフォアボールでも一緒です。そして出来るだけ多くのランナーをホームベースに返せるのは長打ということになります。
また、日本ではランナーを進塁させるためにバントをすることが多いですが、メジャーリーグではあまり選択しません。エンターテイメントの視点で議論されることが多かったように思えますが、実はバントによる得点の期待値は、統計的にみると下がるということが分かっていて、バントしたほうが良い場合は、打者の打率が103以下の場合だそうです。バントと言えば現巨人コーチの川相選手が世界記録を達成しましたが、本当は打っていたほうが得点率は良かったという事になります。ちなみに、川相選手の世界記録の瞬間を球場で見ていたのは、今でも自慢話にしております。
不動産おいては、AI査定の広告がいたるところに出てきます。簡単入力、スピードに価値があるような広告が多いように感じますが、大切な資産をスピード第一で査定する必要があるのかなと思っています。当たり前ですが不動産は同じものが一つとしてありません。高く売れることは当然のニーズだと思いますが、法的リスクや税金の問題、個別的事情が大きく関わってくると思います。よって、スピードに価値がないとは言いませんが、しっかりとお客様と向き合い、満足していただける評価、問題解決のお手伝いができるよう頑張ってまいります。 塩田了丈